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2010年12月29日

本当の護身は許すこと◆中山正敏師範に学ぶ◆フルコンタクト空手家、合気道を学ぶ

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日常生活を送る中で、
失礼な人にイラッとくることって
結構ありますよね。


我々武道家は、そういう失礼な人を
懲らしめるだけのパワーを秘めているわけですけど、
理性でなんとかこらえているわけです(笑)。


先日、僕が仕事帰りに、
自転車で走っていたら、

3人の高校生が道に広がって自転車に乗って、
向こうからやってきました。


「邪魔だなぁ」と内心思いながらも、
僕は端によけつつ徐行したのですが、

高校生から「チッ邪魔だぜ」とつぶやかれました。

僕にはなんの落ち度もないんですけどね(汗)。

どう考えても、狭い歩道で横一列に走る高校生が悪い。


一瞬、襟首をつかまえて、張り倒そうかと思いましたが、
大人気ないので止めました(笑)。

いやー、お酒を飲んでいたら、危なかったです(汗)。

僕が、こういう状況で、手を出さないでいられるのは、
日本空手協会の故中山正敏師範のエピソードを知っているからです。

中山師範のエピソードを紹介しますね。

ナチュラリストとして、作家として有名な
C・W・ニコル氏の思い出話です。

ニコル氏は、日本空手協会に学んだ七段の猛者。

私というのはニコル氏です。
以下、引用。

ある日、我々は地下鉄の四ッ谷駅で列車を待っていた。

列車が入ってくると、
車内から一人の労働者が飛び出してきて、
中山先生にぶつかった。

その男は私から数フィート離れていたが、
私は思わず身構えた。

男は中山先生に悪態をついた。

それが私に向かってであったら、私は、相手を見て、
けんかをふっかけるべきであることをその男に思い知らせたであろう。

しかし中山先生は、ちょっと頭を下げ、少しも怒らずに謝った。

その男はまだ悪態をつきながら行ってしまい、
我々は列車に乗った。

(『私のニッポン武者修行』C・W・ニコル著 角川書店)

中山正敏先生といえば、
武道家ならば知らないものがいないほどの達人です。

中山先生なら、一撃で倒せただろうし、
寸勁のような技も使えたことでしょう。

でも、頭を下げて謝った。

中山師範ほどの達人が、ですよ。

そんなチンピラみたいな男に一喜一憂していたら
キリがない、というのは理屈ではわかるのですが、
カンタンなようでカンタンではない。

このエピソードを僕は20代の頃に知ったのですが、
それ以来、本当の武道家とは、こうあるべきだと思い、
中山師範に近づけるように精進しているつもりです。

結局、チンピラに対して怒ってしまうというのは、
チンピラと同じレベルだということ。

我々武道家は、チンピラとは違い
誇り高い人間ですから、些細なことに
一喜一憂したり動揺したりしてはいけないのですね。

そして、本当の護身というのもを
考えた場合、

素直に謝ってしまったほうが、
護身になることが多いです。

中山師範は、当然、護身についても
造詣が深いでしょうから、
無用なトラブルは避けていたのかもしれません。

中山師範のエピソードからは
いろいろな教訓が学べます。

僕も、自転車の高校生を
張り倒していたら、高校生と同じレベルですし、
間違いなく、警察沙汰になっていたことでしょう。

世の中、腹を立てる場面が多いですけど、
暴力を振るって、得をすることはまずありません。

年末年始はお酒を飲む機会も多く、
トラブルもよくおこります。

武道家としての誇りを持って、
楽しく、明るく、充実した年末年始を過ごしたいものです。


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posted by そうたろう at 08:12| Comment(6) | 空手 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
そうたろうさん

また失礼させて頂きます。
この中山師範の話は、印象深く覚えています。ただ、語り手がニコルさんだとは忘れていました。
いつも非常に参考になるブログの内容に感謝しています。

しかし、そうたろうさんに、低レベルな対応をする高校生がいるなんて、見る目がない連中ですね。恐らく、怖い感情が逆に出たような感じだったのではないでしょうか。

空手の強い人、というのは、それなりに雰囲気ありますからね。

私は弱いのに短気な方で、こういう連中には、黙っていられない性分です。毎回後で冷静になったとき、ヒャッとしながら、我慢してよかった、と反省することが続いています。
まあ〜、私の場合、逆にやられちゃう可能性の方が高いでしょうが。

きっと私は、実力もさることながら、精神的にも弱いから、いちいち腹を立てる、ということになるのだと思います。

中山師範のような方は、精神的にも本当に強いのでしょうね。些細なことには揺らぐことのない、芯の強さがあるのでしょう。

また、そうたろうさんの対応も、中山師範のお話に加えて、私の自戒のひとつに加えさせて頂きます。
そうたろうさんも黙ってやり過ごした、ということが、未熟な私にたいへん参考になりましたから。
Posted by 影好法師 at 2010年12月29日 11:54
そうたろうさんこんばんは、ろめおです。

故中山正敏先生、私の学んでいる日本空手協会の主席師範でした。
残念ながら私は会った事が無いんですが悪口や批判は聞いた事がありません、
本当にとても人格者だったんでしょうね。
C・W・ニコル氏の話はまさに「護身術の本」を作る時にあったエピソードだそうです。
3人がかりで中山先生にかかっていったけど全く相手にならなかったと言ってますね。

中山先生が拓殖大学時代に同期にいたのが柔道の木村正彦、合気道の塩田剛三、空手の中山正敏、
この3氏をまとめて「拓大三羽ガラス」と言われてたそうですが各武道界の神様的存在が同時期に過ごしていたなんてとんでもない偶然ですよね!(結構みんな仲は良かったようです)
この話を聞いてヤードバーズ出身のクラプトン、ベック、ペイジの3大ギタリストを思い出しますが(笑)
(この3人みんな近所だったそうですが・・・すいませんロック小僧だったもんで・・・)
私もこうありたいと思いますが中々出来ませんね、
いやケンカは嫌いなんですがこのように笑って頭を下げるなんて出来ません・・・

「活殺術」とは人が襲われた時に助けるだけでは無く、敵意を持った相手を本当なら自分が殺める事が出来るのに、殺さないで許す事が出来ればそれは「殺さない=助ける」と言う事でもある、と聞いた事があります。
中山先生の話はまさに活殺術では無いでしょうか。


※病気の心配有り難うございます、
頭の血管からの出血がありまして手術にて現在は8〜9割方完治してるそうであとは安静にして完全に止まるのを待っています(頭にプラチナ入れて出血止めてます、おかげで私は只今高級品です:笑)
出血なんで血圧上げるのが御法度だそうで運動禁止となってます。
日常生活は問題ないんですが「運動する事」が日常だったもんでつらいですね。
う〜ん、動きたいっ!(笑)
Posted by ろめお at 2010年12月31日 02:15
そうたろうさん

僭越ながら申し上げさせていただければ、「正しいご対応だった」と思います。「君子危うきに近寄らず」ということわざを思い出しました。

実は小生も同じような経験があり(対応はそうたろうさんと同じでした)、この場をお借りし、以下、私見を述べさせていただくことをお許しください。

例えば、彼らに対し、そうたろうさんが、「道は広がって歩くものではないよ」と諭したらどうだったでしょうか?

10%程度の確率で「素直に謝る」というレスも期待できたかもしれません。また30%程度の確率で「何も言わずに走り去る」という反応があったかもしれません。問題は残りの60%、「そうたろうさんに挑んでくること」。

この場合、そうたろうさんほどの経験と技術があおありなら、80%の確率で、「痛めつけすぎずにお灸をすえること」は可能だったと考えます。しかし、実際には何が起こるかわかりません。問題は残りの20%、つまり、最初に戻り、「諭したところ」から考えると、60%x20%、つまり「諭した場合に12%の可能性で、(そうたろうさんに技術と経験がおありになるだけに、かえって)罪に問われかねない事態を招いてしまうリスク」があるのも事実です。この12%をどう考えるかがポイントではないかと愚考しました。

仮に対象の高校生が、自らに何らかの関わり合いがある場合(例えば、自分の生徒、親戚等)は、あえてこの12%のリスクを取りに行く可能性もあるかもしれません。そうではない場合に、社会、家庭を犠牲にし、リスクをとる必要性があるのかどうか、というのが小生の意見です。従って、冒頭の意見を導きました。

そうたろうさんの以前のブログでも、けんか相手に深刻なダメージを与えてしまったお知り合いの方のことを書かれていたかと記憶しています。

傷害事件に発展した場合、武道をたしなんでるか・いないかは、裁判の帰趨に大きな影響を与えると考えます。また一社会人として、周囲の理解を得ることが難しくなりますね。いわゆる「手を上げたら負け」の世界です。悔しいですが事実でだと思います。

最近、やたら電車や駅のホームにあるポスターで「暴力はすべてを壊す」、これにも通じることだと思います。

「じゃあ、何のために武道をやっているのだ?」という内面の声が聞こえてきますが、武道を学ぶ目的や意義は人によりいくつもあるとおもいますが、次元の高低はあれ、「リスクを回避する能力を身に着けること」が最も大切なうちのひとつではないでしょうか。

特に合気道は、ほかの武道と比較すると(もちろん優劣を申し上げるつもりではございません)、大局的な観点からリスクを回避することを教えてくれているように思います。

その点から、十分な経験・技術をお持ちの空手家・合気道家として、いたづらに武に走らずに、不要な争いに巻き込まれない判断をされたそうたろうさんに敬意を表したいと思います。

ただ、小職も、もちろん、自分の家族や自分が本当に命の危険にさらされたときは、そうたろうさんが以前のブログに書かれていたように、迷うことなく「腕の一本でもくれてやる気迫」で戦うつもりです。これも武道を学ぶ目的・意義のひとつですね。

以上、これはこれで一つの意見かなと思う次第ですが、社会全体として、年長者が若年者の非をたしなめるという行為がなくなっていいのかという問に対しては回答にはなっておりません。「時代が違う」と言ってしまえばそれまでなのですが、、、悩ましいです。

以上、武道が好の末席から、勝手なコメントを申し上げました。失礼な点がございましたら、なにとぞご容赦ください。

本年もそうたろうさんのブログを楽しみに拝見させていただきます。よろしくお願い申し上げます。

たま


















Posted by たま at 2011年01月02日 21:34
影好法師さん、こんにちは。そうたろうです。

中山師範の話、ご存知でしたか。

そうなんですよ、語り手はC・W・ニコル氏だったのです。

印象深く覚えています。ただ、語り手がニコルさんだとは忘れていました。
いつも非常に参考になるブログの内容に感謝しています。

まぁ、高校生も若いですし、
僕はそれほど「武道家オーラ」だしてませんし(笑)。

中山師範は、我々、武道家の鑑ですよね。
やっぱり、次元が違う、というか、見えているものが違うんでしょうね。

ただ、すげーなーで終わらせるのではなく、
中山師範という具体的な人物が、僕らの先人としていることは
とても心強いです。

僕はまだまだ人間的に未熟なので、
中山師範の境地を目指して日々精進するしかないですね。

達人目指してがんばりましょう。

コメントいただきありがとうございました。

また、遊びに来てください。
Posted by フルコンタクト空手家、合気道を学ぶ at 2011年01月23日 16:20
ろめおさん、こんにちは。そうたろうです。

故中山正敏先生、日本空手協会の主席師範でいらしたので、
ろめおさん、もしかしてお会いしたことがあるのかな、とちょっと期待したんですけど(笑)。

なるほど、悪口や批判は聞いた事がないんですか、
本当にとても人格者だったことが推察されます。

「拓大三羽ガラス」の一人ですもんね。

偶然とは家、各武道界の神様的存在が同時期に過ごしていたのは、
偶然を超えて、運命的なものを感じます。

ろめおさんのおっしゃるとおり、
中山先生のエピソードは
まさに活殺術の見本ですよね。

中山師範には遠く及びませんが、
中山先生という頂上を目指して
武道修行を続けていきたいですね。

ろめおさんの病気、
想像以上に大変なものだったことがわかり
ビックリしています。

武道でしっかり鍛え上げたろめおさんですから、
常人よりも回復が早いはず。

ぜひぜひ、ムリをなさらずに
また元気に武道修行を再開されることを
心より願っております。

コメントいただきありがとうございます。

また、遊びに来てください。
Posted by フルコンタクト空手家、合気道を学ぶ at 2011年01月23日 16:27
たまさん、こんにちは。そうたろうです。

「正しい対応だった」とのご指摘ありがとうございます。
たまさんも同じような経験がおありなのですね。

「諭した場合に12%の可能性で、罪に問われかねない事態を招いてしまうリスク」があるという、お話、とてもわかりやすく勉強になりました。

まさに、社会、家庭を犠牲にし、リスクをとる必要性があるのか、
僕も武道家たちにいいたいのは、この部分なんですね。

武道を学ぶ意義ですが、たまさんのおっしゃるとおり、
「リスクを回避する能力を身に着けること」なのでしょうね

特に合気道は、リスクを回避することを教えてくれている
理想的な武道だと僕も感じています。

社会全体として、
年長者が若年者の非をたしなめるという行為がなくなっていいのかという
ご指摘も、大変難しい問題ですよね。

また時間をかけて、たまさんをはじめ読者の皆様と
考えて生きたいなと思っています。

とてもわかりやすいコメント、とても参考になりました。

ありがとうございます。

また、ぜひお気軽にコメントをお寄せください。

ありがとうございました。
Posted by フルコンタクト空手家、合気道を学ぶ at 2011年01月23日 16:56
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