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古武術や中国武術の世界には
やたらと秘伝とか秘術といわれる
ものがありますよね。
武術は元々、生きるか死ぬかという
切実な場面で使われてきたもの。
技を盗まれることは
死を意味する、といっても
過言ではなかったでしょう。
そういう時代背景の中では
秘伝って大切だったと思うんです。
でも、平和な現代日本において、
秘伝というのは意味があるのでしょうか?
秘伝はあってもいいと思います。
でも、秘伝って、どこか
他力本願なニオイがして
僕は嫌いです。
秘伝さえ手に入れれば
相手を一撃で倒せる、とか
秘術があれば、一気に達人になれる
みたいなニュアンスを感じるのです。
秘伝はあってもいいけれど、
汗はかかなくてはいけない。
当たり前ですよね。
合気道の世界でも空手の世界でも
口伝というのはあります。
多くは、コツみたいなものですが…。
確かに、口伝を聞くと一気に
技がスムーズに掛かったりします。
でも、
秘伝とか秘術を知らなくても
強い人間ってたくさんいますよね。
僕が長年携わっている空手の世界なんて
本当に強い連中がいっぱいいましたから。
秘伝を知っているからといっても
大学空手部の連中に対抗できる
中国武術家や、古武術家って
どれくらいいるんでしょうか?
秘伝はもらうものではなく
自ら模索して掴み取るもの。
努力の先にあるものが
秘伝なんではないでしょうか?
秘伝はなんだか他力本願。
秘伝に頼ることなく
精進していきたいものです。
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